【6日目/7日間で学ぶウェイト版タロット講座】小アルカナのペンタクルの世界を全て解説

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小アルカナカードは、ワンド、ソード、ペンタクル、カップの4つのスートで成り立っています。

今回は、小アルカナのペンタクル、お金を象徴するスートについて学んでいきましょう。

ペンタクルのカードは、物質社会を象徴するカードです。

ペンタクルのスートはどんな世界観なのか?
今回もチェックして行きましょう。

欲を出すとろくなことがない! 1~5

欲を出すとろくなことがない! 1~5のカード画像

小アルカナのカードを眺めてみると、どのスートも無の状態から“何か”が生み出される様子が描かれていますよね。0から1を作り出すのはものすごいエネルギーが要ること。ゆえに、エースのカードは特別なパワーを持っていると考えられています。

とりわけPENTACLESのエースは特別中の特別!最も力強いパワーを持ったカードと言われていて、位置の正逆を問わず注目すべきカードです。
何もないところからお金が生まれる・・・って、現実であったらスゴイことですよね。このカードは物質的な豊かさを表すものであり、お金が入ってくる流れができ始める時によく出る一枚です。
とはいえ、大金が入ってきても使い道がないとどうしようもありません。
結果的に、やたらに浪費して全て失ってしまったり。PENTACLES2に描かれている男性のように、娯楽に夢中になっていると嵐が来ていることにも気づけなくなってしまうかもしれません。
「楽しいことばかり追い求めていると、アブナイよ」とこのカードは警告しているのです。
また、このカードが出るとお金を落とす傾向があるのでご注意を!
では、お金をしっかり貯めていくにはどうしたら良いのか?
やはり、何かしら特定の分野でスキルを身に着けて上を目指していくことが必要でしょう。
また、ビジネスパートナーがいると心強いですよね。PENTACLES3では彫刻家が打ち合わせをしている様子が描かれています。
今はプロとして活躍しているこの男性ですが、ここまで来るには相当な努力を重ねてきたはずです。
地道な努力が実り、お金が固まり始めるPENTACLES3。ですが、ここで欲張ってしまうのはダメ!
PENTACLES4のようにお金にしがみつくようなことをしていると、PENTACLES5のように乞食になってしまいますよ、とタロットは教えています。
PENTACLES4のカードが象徴しているように、地位や財産に執着していると自分自身も身動きが取れなくなりますよね。自分で自分を縛り付けているのです。
だから、お金は適度に手放しましょう。自分のためだけではなく多くの人のために使うことで、結果的には自分自身も豊かになれるのです。

幸せは分け合うもの。みんなでHAPPYに! 6~10

幸せは分け合うもの。みんなでHAPPYに! 6~10のカード画像

この「お金をあげましょう」という教えを象徴しているのが、PENTACLES6。まさに、お金を分け与えている様子が描かれていますよね、これは「寄付」のカードとも言われていて、寛大な助け合いの精神を象徴しています。
よく見ると、この男性はきちんと秤を使っていますよね。ゆえに、私情を挟まず公平な視点で物事を判断することの重要性を説くカードでもあるわけです。
こうして、欲張らず慈善活動に精を出していると、やがてPENTACLES7のように「お金があり過ぎてどうしよう」みたいな状況に。普通に考えると「わーい!」と喜んでいい状況なのでしょうが、お金はあったらあったで悩みも深くなるもの。
税金だ、相続だ・・・と、また違った方向で考えなければいけないことが出てきます。
一方で、「成長が遅い」「成長を待つ」といった意味に解釈する占い師さんもいますので、その時の状況次第でインスピレーションを信じて判断しましょう。
さて、PENTACLES7の男性は思った以上の収穫(収入)に戸惑っているようにも見えたわけですが、これからどうしましょうか。ドン底から這いあがってここまできたし、あとは一生、遊んで暮らしますか?
・・・いえいえ、お金があっても心も豊かでいられるとは限りません。「生きがい」は、結局はコツコツ鍛錬すること、お金が十分にあっても働くことでしか得られないものなのではないでしょうか。だから、PENTACLES8の男性も修行を続けているのです。
実はこの男性、PENTACLES3でプロとして仕事をしている彼と同一人物。たとえプロと呼ばれる立場になったとしても努力を怠ってはいけないよ、とタロットは教えてくれるのです。
そうして努力を積み重ねていけば、いつか花開き、めちゃめちゃ豊かになれます。PENTACLES9の女性のように、庭で猛禽類を飼いならしちゃうくらい、物質的にも精神的にも余裕のある生活ができるようになるんですね。
彼女は領主の妻であり、なに不自由ない生活を送っているよう。「優雅で満たされた生活」を象徴しているカードです。
さて、個人レベルで豊かになると、それが連鎖して街レベルでお金持ちに!PENTACLES10は、村全体が栄えていることを意味するカードであり、自分だけではなく周りも幸せであることを表しています。
このカードが出た時は、和気あいあいとした職場や家族関係に恵まれることを暗示していますよ。

すでにお気づきの方もいるかと思いますが、PENTACLESのストーリーはWANDSやSWORDSとは違ってHAPPYエンド!

自分だけではなくみんなが幸せになって終わるというのが、希望にあふれていてステキですね。

コートカードの解釈は「お金」がキーワード!

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では、PENTACLESのコートカードが持つ意味について見ていきましょう。

PENTACLESのスートは「お金」「物質的な豊かさ」「成果」を表しています。そして、コートカードは「人物」を表すことが多いと言われていますので、両方を合わせて解釈していきます。

PENTACLES ペイジ

大切そうに金貨を運んでいる少年。彼は、金貨を見つめながら何か考え込んでいるようにも見えます。

彼は見たままの印象通り非常に真面目で慎重。コツコツと勉強に励むことの大切さを教えてくれる人物です。

また、このカードが出た時は金銭に関する良いお知らせが舞い込んでくるかもしれませんよ!

PENTACLES ナイト

SWORDSのナイトのカードは非常にスピード感あふれるものでしたが、こちらのナイトは静止しています。立ち止まって、何か塾考しているようにも見えますね。

彼も、ペイジと同じように誠実で慎重な男性。現実を見据えた行動で、確実に富を築いていくことを象徴しています。恋愛面では、誠意のある告白やプロポーズを受ける可能性も!

PENTACLES クイーン

金貨を手にしているのに、この女性はなぜか沈んだ表情。というのも、経済的に満たされても心には虚しさを抱えているのです。

このカードが出た時は、安定した生活の中にマンネリを感じている暗示かもしれません。

PENTACLES キング

こちらもやはり、金貨を手にしていても表情は浮かない感じ。成功して安定した生活を手に入れているはずなのに、なぜか心が満たされない。虚しさを感じてしまう・・・そんな状況を表すカードです。

キングがまとう衣装に描かれているのは、物質的な実りを表すブドウ。まさに、彼がどんな物でも手に入れられる立場にあることを象徴していますが、それだけでは本当の幸福は得られないということなのでしょう。


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